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経営改善の進め方⑥ 売上高について

おはようございます。所長の山本誉です。

今日の首都圏は雨になりましたね。

ここ2週間ほど、ほとんど巣ごもり・在宅ワークを続けています。

これまでに、巣ごもり・在宅ワークを快適に行うための「小さな工夫」を重ねてきて、

今では、巣ごもり・在宅ワークがかなり快適になりました。

人間の環境適応能力とはすごいなと思う昨今です。

さて、今回は、「簡易経営分析表」の項目にある

「売上高」について説明したいと思います。 ●売上高

売上高とは、経営者がもっとも気にする指標であり、

また、経営上、もっとも重要な指標です。

その理由は、


① 商・製品やサービスに対するお客様の評価・販売実績を示す。

② 市場でのシェア(事業規模)を示す。

③ 企業に資金をもたらす(キャッシュ・イン・フローの)一番の源泉となる。


といった理由があげられます。


「手元資金を増やす」という観点から考えると、

③の企業に資金をもたらす一番の源泉であるというところが、

特に重要になります。 売上高が減ると、当然、企業に入るお金は減ります。 また、売上総利益率(粗利益率)をいかに改善しても、

売上高の総額が一定レベル以下になれば、売上総利益の総額も減少します。


したがって、売上高が過去3年減少傾向にある場合や、

今後売上高が減少傾向に転ずる可能性が高い場合には、 商・製品やサービス、販売方法、新規事業の検討などを

新たに模索していく必要があります。


重ねていいますが、売上高の減少がもたらす脅威は「資金不足」です。

売上高こそ、企業に資金をもたらす一番の源泉だからです。


しかし、競合他社と競争が激しくなり、販売戦略上、

商・製品やサービスの販売単価を下げて、

販売台数を伸ばすという戦略を取らざるを得ない場合もあります。


売上高は、「販売単価」×「販売数量」で算出されますが、

販売単価を下げても、販売数量が上回って、

結果として売上高が大きくなれば問題ありません。


問題は、販売単価を下げても、販売数量が思ったほど伸びず、

売上高が下がった場合です。

この場合には、「売上総利益」が重要となります。



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