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事業承継の進め方㉖ 事業戦略 戦略オプションとアクションプラン

こんにちは。所長の山本誉です。

今回は、「SWOT分析」、「クロスSWOT分析」を行って導き出した「戦略オプション」を、

具体的に実施する「アクションプラン」の策定方法について、説明したいと思います。 8.アクションプランの策定

SWOT分析により、経営課題の認識と、その課題解決の方策が決定したら、

計数計画とその実現に向けたアクションプランを策定します。


計数計画の策定方法については、別途、詳しく述べることとして、

ここでは、アクションプランの策定方法について説明したいと思います。


アクションプランの策定方法としては、

  ① 現状の経営課題

  ② 課題解決に向けた経営方針(方向性)

  ③ 中長期的および毎期の実施計画(全体および部門別)

  ④ 毎月の実施計画(全体および部門別)


という順序で作成します。


上記①の現状の経営課題は、とくに全社的に経営状況を左右するような大きな問題について、

定量的課題(資産状態や損益状況等)と定性的課題(苦境に陥った経緯や後継者問題等)の

双方について作成します。


次に、上記②の課題解決に向けた経営方針については、上記①を受けて、

経営課題を解決する方針(定量的および定性的方針)について作成します。


以上の上記①および②の作成例が図表5です(挙式・宴会業および介護事業)。


























経営課題および経営課題解決方針が決まったら、さらに、

上記③の中長期的および毎期の実施計画を、可能な項目は具体的数値目標を入れながら、

図表6のように作成します。




















また、部門別の中長期的および毎期の実施計画は、部門が多い中堅中小企業などは、

必要に応じて、図表6に準じて作成します。


最後に、毎月の実施計画は、各社独自に図表6を各月にブレークダウンしたものを、

図表7のように作成します。必要なら、部門別のものも図表7に準じて作成します。






















以上で、アクションプランの策定方法についての説明は終わりです。

アクションプランについては、図表5~図表7をもとに、自社にとって使いやすいように、

適宜、修正・加工を加えて、自社で活用しやすいように工夫してみてください。




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