ファースト・ペイの原則

こんにちは。所長の山本誉です。


今回は、企業の手元資金・運転資金に関連する「ファースト・ペイの法則」について、説明したいと思います。


ファースト・ペイの原則とは、商取引などの営業活動を始める場合に、まず「支払が先行する」という原則です。


小売業であれば、先に、販売用の商品代金を支払って商品を仕入れ、その後、商品を販売することによって販売代金を得ます。製造業であれば、原材料や加工賃などの製造代金を先に払って製品を完成させたのちに、その製品を販売して販売代金を得ます。


このように、前金でもらうなど特殊な場合を除き、ほとんどの商取引の場合には支払が先行します。これが「ファースト・ペイの原則」です。


このファースト・ペイの原則が意味することは、先行する支払代金をまず確保しないと商取引ができないということであり、その分の手元資金が必要になることを意味します。


商取引が継続的に行われており、過去の売上代金から次の商取引の支払代金が順次手当てできている場合には問題ありませんが、新たに大きな数量の仕入代金が発生する場合や、仕入支払から売上代金回収までの期間が長い場合には、手元資金が不足する可能性があります。


そのためにも、取引の状況に応じた手元資金の確保(=運転資金の確保)が必要となるのです。


「取引においては、原則、まずは支払いが先行する」


当たり前の原則なのですが、この原則をよく理解することが、資金繰りに強い会社を作る第一歩と言えます。


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