【閑話休題】 時代劇に出てくる金持ち老婆


こんばんは。所長の山本誉です。

ここ一週間ほどは、非常に多忙な日が続き、徹夜に近い日も数日ありました。 そのため、ブログの更新が遅くなってしまいました・・・。


さて、前回まで、「キャッシュ・フロー会計を学ぶ」というテーマでお話させていただきました。 しかし、内容が少し専門的になりすぎたので、今回は少し軽いお話を。


テレビで時代劇などを観ていると、

「性格の悪い金持ち老婆」

が出てくることがあります。 「金貸し」を商いとしながら、借主がお金を返せなくなると、

病気で長患いして寝込んでいる貧乏なお年寄りからも、

「金が返せないならこの布団をもらっていくぞ」 などと言いながら、布団をはぎ取って、取り上げていってしまいます。 なんとも、あこぎな話ですよね。 しかし、時代劇は、基本的に「勧善懲悪」の世界なので、 最後には、金持ち老婆は改心して、悪業を悔い改め、 めでたしめでたしで終わるというのが定番です。


ところで、この老婆が「金持ち」になった理由を、

会計学的に考えてみるとどうなるでしょうか? お金、つまり「財産」を増やすためには、「高利貸し」のような事業で、

複利でお金を増やすという方法があります。 それ以外の方法として取り上げたいのは、 このブログでも、以前紹介した、 「手元資金」を増やすには、「運転資本」を減らすという方法がある、 ということです。 運転資本= 売上債権 + 棚卸資産(在庫) - 仕入債務  (売上債権:売掛金や受取手形など)

 (棚卸資産:在庫)

 (仕入債務:買掛金や支払手形など) であり、運転資本が少ないほど、手元にお金が残ることになります。 先ほどの金持ち老婆の場合、

① 貸したお金を早く現金化(回収)すべく、お金を返せない人からは、  強烈な取り立て行為を行い、返せない人からは「物」で回収する。

 (売上債権の早期回収)


② 金持ち老婆のわりには、以外と質素な生活で、高価な骨董品など買わない。  (余分なモノ=在庫をもたない) ③ 自分が支払う側になると、なんだかんだとケチをつけて、相手先への支払をしぶる。  (仕入債務の支払を延ばす) つまり、「運転資本」を減らし、手元資金を増やす方法を、 見事に実践していると言えないでしょうか。 このようなことを実践していると、性格が悪くなりやすいのでしょうね(微笑)。

ただし、お金持ちがみんな性格が悪いとは思いません。 素晴らしい性格のお金持ちの方も、たくさんいらっしゃいますので。 このような会計学の視点から、いろんな物事を眺めてみると、

「なるほど!」と思うことが多分にあるように思います。


皆様も是非、会計学の視点から、物事を眺めてみてください。

面白い発見があると思います。



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