手元資金を増やす資金化のプロセス③ 運転資本1

こんにちは。所長の山本誉です。

クリスマスも終わり、街は年末・年始の雰囲気がただよってきましたね。

コロナの感染拡大の影響が気になる年末・年始ですが、皆様どうぞご自愛ください。


さて、今回は、前回の回転率に関連して、手元資金を増やす直接的な方法について、

説明したいと思います。 手元資金を増やすには、以下の販売サイクルを早くして、

資金を雪だるま式に増やしていくという「回転率」が重要だというお話をしました。


手元資金 ⇒ 仕入 ⇒ (製造) ⇒ 販売 ⇒ 売掛金 ⇒ 売掛金回収 

⇒ 手元資金 ⇒ さらなる仕入れ・・・


ここで、1つのケースとして、

数日後に支払うお金が不足している企業があるとしましょう。

給料、外注費、買掛金などを数日後に支払う必要があるが、

いま手元にある現預金では払えそうにない・・。


こうした場合に、企業経営者がとるべき行動はどのような行動でしょうか? まず、考えられるのは、以下の2つです。

①金融機関から「つなぎ融資」でお金を借りる。

②経営者個人が会社にお金を貸して不足分を賄う。


しかし、財務内容が悪くてお金を貸してもらえなかったり、

経営者個人の資産では不足資金に対応できない場合には、

上記の方法は使えません。

そんな時に苦肉の策として取られるのが、以下の3つの行動です。


① 売掛金の入金を早くするようお得意先にお願いする。

② 手持ちの在庫を即売現金で売ってお金を作る。

③ 支払いを待ってもらえそうな取引先(外注費・買掛金)には待ってもらう。

 (ただし、従業員の生活を守るため、給料の支払いは優先して行う)


以上の3つの行動により、お金を「生み出し」、または、「支払額を減らし」て、

資金不足への対応を可能にするのです。


これは、緊急事態の例ですが、日常的な事業活動の中で、

このようなことが行われていれば、資金繰りには困らない会社、

手元資金が増える会社となっていきます。


これが、「運転資本」という考え方につながっていきます。(続く)


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