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執筆者の写真Homare Yamamoto

正面から税と向き合って考える


所長の山本です。今年6月に税理士登録してから何かと慌ただしく、ついついブログの更新が年末のこの時期になってしまいました。


さて、新型コロナの発生から約3年が経ちました。

この間、ワクチン接種、非接触型サービスへの転換に始まる各種コロナ対策によって、コロナ収束の出口は見えかけたようにも思えます。


しかし、この新型コロナが引き起こした「災い」は、世界の政治や経済、ひいては人々の生活に、

今後より大きな「災い」をもたらそうとしています。


・人流や生活様式の変化に伴う、観光・飲食業など特定業種の売上減。また、それに関連する業種(卸売・小売業など)の売上減。

・世界紛争や資源供給不足の影響を受けた企業の売上減。

・経済縮小に伴う給与所得者の給与減。

・物価高。

・円安。

・そして増税。


この中でも、じわじわと私たちの生活に影響を与えてくるのが「増税」だと思います。


・令和4年分の確定申告から始まる様々な「所得控除額」の引下げによる所得税増税。

・来年10月から免税事業者にも消費税を課税しようとするインボイス制度。

・国保、社保、厚生年金保険料の負担増。


本日付の日経新聞には、物価高を受けて企業給与の賃上げなどが実行されても、

上記税負担が増えることによって、家計は逆に苦しくなる旨のことが掲載されていました。


このような状況下では、「正面から税と向き合って考える」ことが必要となります。


税金や社会保険が「天引き」されるサラリーマンであり、

いままでは税のことに「無頓着」であったとしても、

これからは税について「直視」して考えざるを得なくなるでしょう。


その中で生活設計をどのように立てていくのか。

これからがサバイバルの正念場となりそうに思います。



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