事業承継の進め方⑮ 経営と資金繰り8 資金に色をつける

更新日:2021年4月18日

こんにちは。所長の山本誉です。

4月も中旬に入りましたが、気温の低い、異常な日が続いていますね。

また、新型コロナの感染拡大は、一向にとどまる気配をみせず、

地球や、我々の社会は、これからどうなるのかと心配になってしまいます。 来し方の平穏無事な日々のありがたさを回顧しつつ、そう思う次第です。


さて、今回は、中小企業の資金繰りの巧拙が一番よく表れる、

「資金に色をつける」

ということについて、お話したいと思います。 12.資金繰り表の作り方


前項までのところで、経営と資金の関係を見てきたところで、実際に、資金繰り表の作成方法を説明することとする。図表1が資金繰り表(月次)の例である。

12.資金繰り表の作り方


前項までのところで、経営と資金の関係を見てきたところで、実際に、資金繰り表の作成方法を説明することとする。図表1が資金繰り表(月次)の例である。10.資金に色をつけていない

資金には、そもそも「色」がついていません

つまり、資金そのものに、「何に使う資金」という色分けがされているわけではないのです。

そこで、企業は、


資金に「使用使途」という「色」をつけて、資金を分けて管理する必要


があります。


例えば、商品仕入用の資金を設備投資に回してしまっては、仕入代金が不足します。


また、納税用の資金を借入金返済に充てると、納税ができないということになります。


売上代金や借入金による資金調達など企業に入ってくるお金(フロー)と、

企業内部に留保されている手元資金(ストック)の状況を把握しながら、

資金使途を検討し、資金に色を付けて管理するということがなされないと、

「キャッシュ・バランス」が崩れ、たちまち手元資金が不足してしまうという事態を招きます。


しかし、中小零細企業の多くの企業では、この「資金の色分け管理」(使途別管理)

行っていません。


この資金の色分け管理を行うために、効果的な方法は、

資金使途ごとに「銀行口座を分ける」ということです。 私が独立前に勤務していた上場企業では、「●●社式会計」という、

創業者が独自に生み出した財務・会計の管理手法があり

資金使途ごとに、資金を「銀行口座」にきれいに分けて管理していました。 あまりに細分化されすぎていて、銀行口座が20個以上もあって、

管理するのは大変でしたが(苦笑)。


しかし、そこまで徹底して「資金に色を付けて管理」していたため、

非常に資金管理がしやすく、財務体質の強い企業でした。


中小・零細企業の皆さんにお勧めするのは、

 ・納税用口座(法人税、消費税等の資金確保)

 ・設備投資用口座(新規設備投資や修繕用資金の確保)

 ・予備資金(手元資金)口座(非常時のときのための運転資金の確保)

の3つの口座は、通常の決済用口座とは別にしておいた方が良いということです。

ご検討してみてください。



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事業承継における経営改善に向けて是非ご一読ください。

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