こんにちは。所長の山本誉です。
今月は4月だというのに、肌寒い日、雨の日が多いですね。
私もこのブログを今、「電気ヒーター」をつけて書いています。
何かにつけて「寒い」ご時世ですね(苦笑)。
明るく、温かく頑張りましょう!
さて、今回から、このブログでは、経営者向けの、会計の基本的な知識について
書いていきたいと思います。
なるべく、平易な言葉をつかって、わかりやすく会計を解説していきたいと思います。
会計の基本を学んでみたいと思う方は、是非ご覧ください。
1.経営と会計
経営について知るためには、実に多くのことを学ばなければなりません。
そこで、経営を学ぶにあたって、どこから始めるのが良いのか、ということになりますが、
まず経営者が習得すべき知識の1つが、「会計」です。
会計は、企業活動の「写像」とも言われ、
企業の活動実態を数値で表したものであるとされます。
また、会計は、「ビジネスの共通言語」とも言われます。
会計によって事業活動の実態が数値化(言語化)されると、
事業活動の実態を「共有」することができるようになります。
そこから、現在の事業の課題が浮き彫りとなり、その解決に向けた議論も可能となります。
さらには、競合他者との比較や目指すべき事業活動の姿を構築することも可能となるのです。
したがって、経営者は、まず会計をしっかり理解する必要があります。
事業は原則として継続することを目標とします。
そのためには、会社が存続できるように利益(儲け)を出し黒字経営を続けることと、
儲けによって資金を貯めることが重要になります。
利益が出なくなり、資金が底をついた時に、事業は継続できなくなり経営破綻するのです。
それでは、会計の勉強はどのようにして行えばいいのでしょうか。
結論として、次の3つのステップにしたがって行い、③がイメージできるようになれば合格です。
① 決算書(財務諸表)が読めるようになる
② 決算書をみて事業活動をイメージできるようになる
③ 理想的な将来の事業活動をイメージし、理想的な決算書を策定する
以上の3つのステップを通じて会計が習得できれば、
経営者としての経営能力が飛躍的に高まります。
その後、経営戦略やマーケティング、法務や労務などの知識を徐々に身につけていけばよい、
というのが私の私見です。
「会社を経営するためには、まず会計を習得すること」
このことを肝に銘じてください。
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