こんにちは。所長の山本誉です。
年度末を迎えて感染拡大が収まらない中ですが、多忙な日々を過ごしております。
最近では、自宅で仕事ができるように自宅の事務作業環境を改善したため、
在宅でできる仕事を80%ぐらいに増やしました。
新規のお客様との打合せや、テレワーク対応できない残り20%の仕事は外出せざるを得ず、
移動の往復時間や、電車・駅のホームの「山のような人だかり」を見ると、
感染が収束していないこともあり、少し外出意欲が落ちてしまいます。
私の生活様式も「在宅が心地よい」というように変わったことを実感します。
さて、今回は、事業承継の準備(ステップ)について説明します。
事業承継に向けた準備について
事業承継を円滑に行うためには、早期に準備に着手し、専門家等の支援機関の協力を得ながら、事業承継の実行、さらには自社の事業の10年後をも見据えて、
着実に行動を重ねていく必要があることを、前回述べました。
どのような経営者であっても、
まずは事業承継に向けた準備の必要性・重要性をしっかりと認識しなければ、
準備に着手することはできません。
次に、経営状況や経営課題等を把握し、
これを踏まえて事業承継に向けた経営改善に取り組むということ。
ここまでで、事業承継に向けて中小企業の足腰を固めることができます。
その後、親族内・従業員承継の場合には、
後継者とともに事業計画や資産の移転計画を含む事業承継計画を策定し、
事業承継を実行していきます。
他方、社外への引継ぎを行う場合には、
引継ぎ先を選定するためのマッチングを実施し、
合意に至ればM&A等を実行することとなります。
さらに、事業承継実行後(経営交代後の取組=「ポスト事業承継」)には、
後継者による中小企業の成長・発展に向けた新たな取組の実行が期待されるのです。
これらのステップを示したのが図表2です。経営者、後継者(候補)の方々、
是非、この図表2のステップをしっかり念頭において事業承継を進めてください。
図表 2.事業承継に向けたステップ

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