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執筆者の写真Homare Yamamoto

ビジネスの創り方⑯  タイプ別にみた「ビジネスモデル」5

こんにちは。所長の山本誉です。

今回のブログも、具体的なタイプ別に

「ビジネスモデル」を説明していきたいと思います。



チ)仲介モデル

次に、「仲介モデル」と呼ばれるビジネスモデルについて、

見ていくことにしましょう。


これは、住宅や土地の売買の仲介などに見られるモデルです。

住宅を販売したいという「売主」と、

住宅を購入したいという「買主」を、

それぞれ仲介して、物件の売買を成立させる

というビジネスモデルです。


このビジネスの特徴的なところは、

多くの場合、「売主」と「買主」の双方から、

仲介手数料をとるという点です。

「ダブルインカム」になっているところが、

このビジネスの「美味しい」ところでもあるのです。


さて、仲介モデルのもう一つの特徴は、

「物々交換」の話でいうと、

自分が何か「物」を持っていて、それを交換するのではなく、

「物々交換」したい人たちを引き合わせるという、

「場」を提供することによって、

その場を利用する人たちから、謝礼として、

お互いの有する物の一部をいただくということであり、


これは、現在のビジネスに例えると、

小資本でも、大きな収益を生み出すことが

可能であるといえます。



リ)広告宣伝モデル

それでは次に、「広告宣伝モデル」というものについて、

見ていきたいと思います。

これは、みなさん、良くお馴染みのビジネスモデルだと思います。


このモデルでは、「広告や宣伝」という「場」を作り、

その「場」を使って、「商品やサービス」などを他人に知らしめたい、

というニーズをもった人を集め、その「場」を利用させて儲ける、

というビジネスモデルです。


規模的にはテレビや新聞などの、

いわゆる「マス・メディア」と呼ばれるものから、

ある限られた顧客層だけをターゲットにした、

「専門雑誌」などにおける広告・宣伝というものも含まれます。


この「広告宣伝モデル」、スーパーのチラシのような、

シンプルなビジネスモデルのものから、

最近では、IT技術を活用した、

「インターネットマーケテイング」などにみられるような、

複雑なビジネスモデルのものまで、

非常に多くの形態が見られるようになっています。


また、この「広告宣伝モデル」、他の複数のビジネスモデルと、

併用して用いられることも多いため、

どこで、誰が「儲けて」いるのか、

客観的には、見えにくくなっています。

逆にそこが、「企業側のビジネス戦略」と言えるかもしれませんが。



ヌ)権利許諾モデル

さて、ビジネスモデルの典型的なパターンの最後のモデルとして、

「権利許諾モデル」というものについて説明したいと思います。


このモデルでは、特許権や著作権といった、

「権利」の利用を他者に許諾することにより、

その対価としての収益を受け取るというビジネスモデルです。


このビジネスモデルも、実に様々な分野において、

普段から頻繁に目にするビジネスモデルです。


ただ、この「権利」も、利用の仕方によって、

「儲け方」が大きく変わってきます。


この「権利許諾モデル」で大きく儲けるためには、

「権利」の利用を「1回」で終わらせるのではなく、

「2回、3回」と、利用できる限り何回も利用する、

ということがポイントになってきます。


たとえば、あるセミナーを開催したとしましょう。

当然、そのセミナーの開催収入が入ってきます。


しかし、そこで終わらないで、

そのセミナーの内容を収録して、DVDや音声ファイルとして、

テキスト付で販売すると、「小売販売」となり、さらに儲かります。


さらに、そのセミナーの内容を書籍にして販売すると、

書籍の印税収入も入り、その本が文庫本になると、

またまた収入が入る。


このように、「権利許諾モデル」では、「権利」を形を変えて、

あらゆるやり方で利用して「稼ぐ」方法を考えることが、

大きく儲ける秘訣となります。



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