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ビジネスの創り方⑬  タイプ別にみた「ビジネスモデル」2

執筆者の写真: Homare YamamotoHomare Yamamoto

こんにちは。所長の山本誉です。

今回のブログも、具体的なタイプ別に

「ビジネスモデル」を説明していきたいと思います。



ハ)仕入販売モデル

これは、「物販モデル」に似ていますが、

この場合には、自ら商品やサービスを作ることはしません。


他者が作った商品やサービスを仕入れ、

自らはもっぱら、利益を乗せて、販売するというモデルです。


例としては、小売店や百貨店、ネット通販などが、

このモデルでビジネスを行っています。



ところで、この仕入販売モデルの場合には、

自分自身が商品やサービスを作るのではなく、

それらを「仕入れ」て販売するモデルであるため、

仕入業者との取引が発生するところがポイントです。

つまり、仕入業者との取引条件において、

自ら臨むような条件で、商品やサービスの仕入れが

行えるかどうかということが大きなポイントとなります。



また、仕入販売モデルの場合には、物販モデルの場合と違って、

リスクも発生します。

それは、仕入先が倒産したり、

商品やサービスの提供をやめることにより、

「仕入れができなくなる」というリスクです。


さらに、その商品やサービスが、

その仕入先にしか提供できない場合には、

仕入先の方に、取引の「主導権」を

握られてしまう可能性があり、

不利な条件下での取引になってしまうこともあります。



ニ)ネット販売モデル

さらに、仕入販売モデルが進化すると、

「在庫をもたない」ビジネスも可能となります。

一般に行われている「ネット販売」などに多く見られるので、

これをあえて「ネット販売モデル」と呼ぶことにします。


このモデルの場合、販売側は、顧客からの注文に応じて、

必要な数だけ商品を仕入れ、あるいは仕入先から顧客に、

ダイレクトで商品などを発送させるため、

基本的には、必要以上の仕入れ代金がかかることなく、

また、売れ残る在庫を抱えるリスクを負うこともないので、

まさに、少ない資本で行う「スモール・ビジネス」向けの、

ビジネスモデルとなります。


もちろん、ネット販売と一口にいっても、直販したり、

在庫を持ったりするケースなど、様々な形態があります。



この「ネット販売モデル」が成功するかどうかは、

対面販売と比べると、「販売者の顔が見えない」分だけ、

信用度の低下は避けられないので、

ITを使ったマーケティング技術の活用など、

「販売の仕組み作り」や「集客との信頼関係構築」が、

より一層、重要なポイントとなります。



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