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キャッシュ・フロー会計を学ぶ⑬ 「手元キャッシュ・フロー」3

執筆者の写真: Homare YamamotoHomare Yamamoto

こんばんは。所長の山本誉です。

今日の関東地方は、少し暖かめのお天気になりました。 コロナ禍でも、天候が暖かくなると気持ちも暖かくなるものですね。 皆様も体調管理には十分ご留意ください。 さて、前回のブログでは、

キャッシュ・フロー計算書における「現金預金等増減額」を 経営活動(経営判断)に伴うキャッシュ・フローととらえ、 4つ目のキャッシュ・フローとして、「手元キャッシュ・フロー」と呼称したい ということを、家計を例にして説明させていただきました。 しかし、もう一つ重要な理由があります。 それは、一般的なキャッシュ・フロー計算書の表記とは違った視点から、 キャッシュ・フロー計算書(CF計算書)を表現した場合に、

通常のキャッシュ・フロー計算書は下図のように表記されます。



上図のように表記すると、なるほど、「現金預金等増減額」とは、 (±)営業CF-(±)投資CF(=FCF)-(±)財務CF=「現金預金等増減額」 というように見えてしまうため、 「現金預金等増減額」は、営業CF、投資CF、財務CFという、 3つのキャッシュ・フローの「増減結果」である ということになってしまいます。 しかし、このキャッシュ・フロー計算書を下図のように表現してみたらいかがでしょうか。

このようなボックスに、各キャッシュ・フローを当てはめると、 「現金預金等増減額」も他の3つのキャッシュ・フローと同等の、 「経営活動結果としてのキャッシュ・フロー」である というように見えてこないでしょうか。 このようなボックスを書いて眺めてみたところから、 私が主張する「手元キャッシュ・フロー」という概念が生まれたのです。 【お知らせ】 皆様のお力添えにより、1月14日に著書が出版されました。ありがとうございます。 そこで、著書をご購入いただいた方には、「出版記念特別解説セミナー」(オンライン) にご招待させていただきます。宜しくお願いいたします。  ⇒ 詳細・お申込み


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